No.100 EL34/6CA7 プッシュプルステレオアンプ
2008/12 製作 2021/3掲載
以前のLEAF LED Mfgからエイトリックトランスフォーマーに改名して製作した最初のアンプです。
当方で独自に製作したULタップ=75%のアウトプットトランスを使用し、EL34/6CA7を三極管接続に非常に近いUL動作に設定し、「ウルトラトライオード」と命名しました。
2021/3月現在、大変申し訳ございませんが当時製作したときの詳しい資料が見つからないため、
断片的ではございますが、写真を優先して掲載させていただきます。
★ 現在このアンプと同様のものを製作させていただく際は、
出力トランスのカバーケースは社外品で現在入手不能のため、縦型ベルカバー(Eシリーズタイプ)に変更、
ボリュームツマミは真鍮削りだし・ボールハットタイプに変更、
シャーシ後面の電源・入力・出力端子類は、現行デザインのシャーシ後部上面に変更いたします。
また電源スイッチ部のネームプレートは真鍮製もしくは洋白(ジャーマンシルバー)製のエッチングで製作いたします。
ウッドシャーシ材料は、アッシュ(タモ)材の柾目材・光沢・溜め色仕上げです。同様のものが製作可能です。
ウォールナット材、オーク材、そのほかの材料でも製作可能です。
本機の特徴は、出力管EL34/6CA7を最大限に生かすため、
整流管5U4GBを2本搭載し、チョークトランスを用いた、大出力・大電流時でもまったく問題にならない余裕のある電源環境を有しています。
そして、弊社オリジナルの、ULタップ75%の特性アウトプットトランスを用いることにより、
EL34/6CA7の3極管接続とウルトラリニア接続の良いとこ取りの動作によって、
非常になめらかで、周波数特性が良く、安定感や落着きのある、他にはないとても品格のあるサウンドを得ています。
最大出力は、出力管EL34/6CA7がほぼ3極管動作に近いため、15W + 15Wです。
しかし、整流管5U4GBをダブルで使用した、非常に余裕のある電源部の設計と、
シンプルで安定度の高いオートバランス式位相反転回路でドライブすることで、
大型スピーカーも楽にドライブでき、15W + 15Wとは思えないワイドレンジで豊潤な出力を得られます。
出力管は一般のウルトラリニア接続時(ULタップ45~50%)よりも3極管動作に近い、ULタップ75%で動作しているため、
よりなめらかで、伸びが良く、奥行きのある音質が特徴です。
出力インピーダンスは、 4Ω・8Ω・16Ω (お使いのスピーカーに応じてインピーダンスは変更可能です)
★なお、シャーシ側面配置の電源・入力・出力端子類は、現行デザインのシャーシ後部上面に変更いたします。
参考価格 800,000-(税別/真空管付属) オーダーメイド制 ・ 製作期間目安6ヶ月
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Manufactured by Eightric Transformers, Nagoya, Japan.
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