EL34/6CA7 シングル フォノイコライザー付き 7W+7W ステレオパワーアンプ   

2019/10製作

EL34/6CA7をシングル動作で使用した、フォノイコライザー付きパワーアンプを製作いたしました。
このアンプ一台でレコード・CD再生をお楽しみいただけます。









アンプの外装は、ヴィンテージオーク材のムク材を使用、オイルフィニッシュにて木のぬくもりを感じる仕上げです。
オーク材は月日が経つにつれて琥珀色になっていくので、
ご使用いただくとともに一層味わい深い雰囲気を醸し出します。




シャーシ上面は、すこし暗めのシャンパンゴールド・ハンマートン塗装、
トランス類は弊社オリジナル調色のアーミーグリーン縮み塗装を選択。
オーク材シャーシの色合いに見合った、落ち着きのある色調といたしました。

お客様の御希望により、ウッドシャーシの材質はウォールナットやメープルなどに変更することも可能です。
またその場合につきましては、シャーシ上面・トランスの色もマッチした色に変更可能ですので、
デザインにご希望のある方はお気軽にご相談ください。









音質の要となる電源トランス・出力トランスは、このアンプの回路にベストマッチングするように、
自社で特別に設計製作したものを搭載しております。


世の中から真空管式の機器がどんどん少なくなり、それに伴って良質なトランスの入手も容易ではなくなってきている昨今ですが、
弊社はトランス製造が主体であることを生かして、オーダーメイドアンプのすべてには
そのアンプに最適なトランスを、毎回設計製作しています。

真空管と回路・トランスの動作マッチングはもとより、
見た目のデザインバランス・求める音質について、行き届いた設計のトランス類を搭載していることが、
弊社オーダーメイドアンプの最大の強みでございます。






出力端子 4-8-16Ω バナナジャック対応、
ライン入力2系統(100kΩ)+フォノ入力(47kΩ/RIAA)

ライン入力は、CD等の機器からダイレクトに入力可能です。
フォノ入力は、一般的なMMカートリッジ(3mV~10mV、標準5mV)の入力に対応しています。
(MCカートリッジをお使いの場合は、市販のMCトランスや、MC昇圧アンプで昇圧を行って下さい)




フォノアンプには、高増幅率の双三極管12AX7を使用、
ノイズが少なく安定した動作が得られるNF型の標準イコライザー回路を搭載しています。
イコライザーカーブはRIAAに準じます。


パワーアンプ段の初段管は、これまであまり使用例がありませんが、6BX6/EF80というシャープカットオフ5極管を使用しています。
この球はもともとテレビ用の増幅管ですが、オーディオ管としてよく用いられる6267/EF86よりも丈夫に作られた球で、
太いカソードにより、この球一本で強力なドライブができることと、
ゲインが高すぎないため安定した回路特性が得られる利点がございます。

音質的に6CA7/EL34のシングル動作の場合、低域と中高域で音質が異なって、特に中高域がハイ上がりに聞こえやすく、
シンプルな回路において6CA7/EL34の問題を解消できる組み合わせの前段球は、ほぼありませんが、
今回は腰のすわった音質と安定した動作の6BX6/EF80を組み合わせることで
出力管6CA7/EL34を全域にわたりスムーズにドライブすることを設計意図としています。

最大出力までフルにドライブできて、プッシュプルアンプに引けをとらない押し出し感と、
低域から高域にかけての自然な伸び、統一感のある音色にまとまり、
スピーカーをしっかりと鳴らすアンプに仕上がっております。





セレクター・ボリュームつまみにもこだわり、弊社工場にて一つ一つ、真鍮丸棒から削りだして製作した
オリジナルデザインのボールハット型ツマミを使用しています。
アンプ全体のデザインバランスにより、0.1mm単位で寸法を変えて、一つずつ旋盤で削りだして製作していることと、
真鍮ムク材のため、重みがあり、普通のプラスチックやアルミ製のものより共振に強いことが特徴で、
これ一つで圧倒的な高音質が得られます。










最大出力は、7W + 7W (ノンクリッピング)
物理的な周波数特性は、20Hz(-1db) ~ 20KHz(-1db)です。
出力端子4/8/16Ω対応(バナナジャック対応)
ライン入力2系統(100kΩ)+フォノ入力(47kΩ/RIAA/MMカートリッジ入力用)


出力管EL34/6CA7は5極管接続、初段EF80/6BX6も5極管接続。
オーバーオールのNFBをしっかりかけて、適切な位相補正を施して、安全に動作する回路としており、
シングル動作で最大出力7W+7Wを得ています。
音が良いと言われるけれど出力が出ず、音がぼやける特徴がある3極管接続で無理をした作り方ではなく、
5極管接続で堅実な手順によって各設計を行うことで、シングル動作の優美さ、のびやかさを保ったまま、しっかり鳴るアンプに仕上げています。
それは、できるかぎり全てのパーツをこのアンプだけにチョイス、ワンオフ製作することと、
とりわけトランス類の自社特別製作により、
真空管と回路に極めてマッチングしていることが、
このアンプの中心となる音の優美さにつながっています。

7W + 7Wの出力は、普通のご家庭で音楽鑑賞するには十分な出力です。
また、しっかり最大出力まで増幅できるこのアンプは、比較的能率の低いスピーカーでも楽にドライブできます。
レコードの音を、オール真空管増幅でお楽しみいただけるアンプです。



       

Manufactured by Eightric Transformers, Nagoya, Japan.
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